【夢】kikkäkeという施設を作ること(過去の振り返り③)
手芸がすきですが、実は体育会出身です
ねこひげです≡x≡
部活や仕事はどんなに辛くても、夢があって、目標があって、それをチームみんなで乗り越えて叶えていく。
悩みがあれば同僚や先輩、上司(コーチ)に相談できたし、社外の人に相談したりもできた。
自分さえ動けば、いくらでも成長して変えていける世界だった。そしてそれが分かりやすく評価に繋がり、恐縮するくらいの賞賛を受けることができた。
一方で新生児育児はどうか?
朝起きてアルパカさんを送り出し、一気に不安感に駆られる。今日1日をこの子とどう過ごしたらいいのか。家事をしててもすぐに呼び出しがかかる…
とにかく泣き声が怖いのだ。
とにかく支援センターに通い詰めた。
10:00〜スタートなのが悔やまれた(8:00〜にしてくれ…)
一対一でいるのがとにかく辛いので、大人と話したかった。そして何より、トイレに行くときは見ていてもらえるので、1人になれる!それが何より嬉しかった。
13:00くらいに寝かしつけがてら帰宅し、
運が良ければそのまま寝てくれているので、そこで家事をする。無理なら抱っこ紐。
16:00 相棒というドラマがはじまるのだが、それが終わるのがすごく怖い。
この世界に私とこの子1人なのではないかという孤独に襲われる。
夜が怖い。
1日の疲れが半端ない中で、またあの長い夜が来る。
やっと寝たと思い、私も布団に入ったら、すぐにおきてしまったあの絶望感…
終わりのない1人合宿か?と思うくらいのエンドレスだっこ。(合宿のエンドレスもも上げを、毎日延々とやってる気分…)
そんなことを思うと不安で仕方ない。
ベランダからカラスが子育てをしているのがみえた。
思わず「お互い大変ですね。」と話しかける。
空を見上げると「お母さんみてるかな?この子をだっこしてほしいよ。可愛いねっていってほしいよ。がんばってるねっていってほしいよ。お母さんに会いたい…」と呟く。
そんな日々が過ぎていった。
8ヶ月が過ぎ、アルパカさんも私のイライラした不安定な態度に限界がきた。
大げんか。
きっかけは些細なこと
快速電車の停車駅について意見が食い違った(本当にアホらしい…でもそんなことでも火がつくくらい、お互い限界だったのだと思う)
普段穏やかなアルパカさんの豹変ぶりに、恐怖を感じた。
はじめて「離婚」の二文字が頭に浮かんだ。
数日後、私は無性に母に会いたくなった。
とにかくこの子を、そして私を抱きしめてほしい。
お母さんと一緒に子育てがしたい。
そんなことを毎日考えていた。
だからなのか。
そうだ。死のう。
でも私が死んだらこの子を育ててくれる人はいない。
一緒に連れて行こう。
天国でお母さんと一緒に子育てをしよう。
おばあちゃんもいる。
ねこのみいも…
今思えば、死にたかったのではない。
ここではないどこかへ行きたかった。
とにかく母に会いたかったのだと思う。